スポーツ障害と聞くと一見障害者という見方をされがちですが、実はそうではありません。
スポーツ障害と言うのは運動のし過ぎで筋肉や骨に負担がかかりすぎた結果起こる様々な症状の事を言います。
例を挙げると下記の通りです。
1.疲労骨折
疲労骨折をしたスポーツ選手がいるというニュースをよく見ます。
そして普通骨折と言うと強い物に当たった衝撃で骨が折れてしまうというイメージですが、
実は骨を刺激するのは衝撃だけではありません。
筋肉も骨に刺激を与えているのです。
そしてスポーツをするという事は筋肉に刺激を与えると同時に骨にも少しづつですが刺激を与えています。
そしてその刺激が徐々に骨に伝わってある日突然骨折した状態になってしまうのです。
こうなってしまった場合もちろん骨に刺激を与えてはいけないので、
もし足を疲労骨折した場合には最低6週間は歩くことは出来なくなる可能性があります。
すなわち車いす生活を余儀なくされてしまうという意味です。
2.野球肩
これは一所の筋肉を刺激し続けたために起こる炎症です。
野球肩と言うネーミングから野球をする人だけがなるものだと思われがちですが実は違います。
ゴルフやテニスにバドミントンそして水泳もそうです。
あのクロールや平泳ぎそして背泳ぎにかかる方への負担は相当な物でしょう。
そして知らず知らずのうちに炎症が進みある日突然耐え難い激痛に襲われるという物です。
もうこうなってしまっては運動どころかバッグを肩にかけるだけでも傷む状態になるでしょう。
3.高齢者のスポーツ
やはり高齢者は若い人に比べてどうしても筋肉が衰えています。
そんな中で健康のためにと急に激しい運動を行うと返って筋肉に負荷がかかりすぎて
野球肩や疲労骨折と言った症状を引き起こすことになります。
そうなればもう完治は望めません。
高齢者が急に激しいスポーツを行う事は絶対にやめて下さい。
スポーツ障害は防げないのか
いいえ、スポーツ障害は防げます。
それは運動する前とした後のストレッチです。
これで筋肉を柔らかくすることによって筋肉の骨への負荷を緩めたり筋肉そのものの負荷を緩めたりすることができます。
もちろんプロのアスリートならばトレーナーがついてストレッチしてくれるでしょうが一般人でも可能です。
1.ラジオ体操をする
これは高齢者にはもってこいでしょう。音楽を掛けながらラジオ体操を1.2回行います。
すると筋肉が和らぐためにスポーツ障害特有の症状も防げる可能性があると思います。
2.負荷を掛けた筋肉を使わないようにする
これはやはり右肩を使ったら右に肩に荷物を持って行動することは避ける。
そして歩くときは走らないでいつもよりゆっくり歩く。
更に自転車に乗る場合は必ず空気を満タンにして下さい。
そうする事で足に負荷がかからずにスムーズに進むようになるので足への負荷を防ぐことが充分に可能だと思います。
3.運動は毎日しない
これは若い人ではなくて高齢者限定です。
やはり1日無理をしたら3日は筋肉を休める時間を作ってください。
4.登山の前にはウォーキングで筋肉をつけておく
これは登山をしたいと思ったらやはり半年ぐらい前からウォーキング等で慣らしておきましょう。
30分~40分くらい毎日歩く。その時に少しの坂道も取り入れていいでしょう。
もちろん無理のない範囲内です。
そうする事で筋肉が鍛えられて登山によるスポーツ障害の症状も防げるでしょう。
まとめ
色々書きましたがスポーツ障害は障害者ではなくてスポーツによって引き起こされる様々な症状の総称です。
なのでスポーツ障害=障害者と言う考え方は決してして欲しくないなと言うのが個人的な思いです。