体を温める食べ物で辛い冷えを改善する
多くの人が冬場に悩まされているのが体の冷え、いわゆる冷え性です。
手足が冷えきっていると暖房の効いた部屋にいてもなかなか体が温まらずいつまでも寒さに悩まされてしまいます。
冷え性というと女性の悩みというイメージがありますが実際には男性でも冷えに悩まされている人は少なくありません。
薬などによる治療が難しい冷え性ですが毎日の習慣を見直すことで改善が可能です。
冷え性のせいで心まで冷えきってしまうことのないように改善に向けた取り組みを始めましょう。
冷え性対策は体の内側から
冷え性対策で重要なポイントは体の内側からの改善を目指すことです。
冷えた足先を靴下や手袋で温めるのもいいですが外側から温めるのはその場しのぎの対処療法でしかありません。
体が熱を産まない根本的な原因を改善しなければいつまでたっても冷たいままです。
体が本来の機能を取り戻せば寒い冬でも十分な量の熱を生み出してくれます。
冷えた部分を暖めるのではなく内側から自然に熱が生み出される温まりやすい体への改善をめざしてください。
食べ物で冷え性を改善
冷え性の改善に効果的なのが食生活の見直しです。
人間の体が生み出す熱量は食べ物と大きく関係しています。
熱を生み出す効果の高い食物を積極的に摂取することで体質が改善されれば冷えきった手足も温まります。
カロリーが熱を生む
人間の体の中で熱を生み出すもととなる食材はタンパク質や炭水化物、脂質などいわゆるカロリー源と呼ばれるものです。
そもそもカロリーとは熱量を表す単位でありカロリーの高い食べ物ほど体温を高める効果が期待できます。
北極圏に住むイヌイットは獣脂やアザラシの肉など我々からすると驚くほどカロリーの高い食べ物を摂取していますが
それは厳しい寒さにまけない熱量を確保するためです。
最近はロカボと呼ばれる炭水化物抜きの健康法が流行っていますが冷え性改善の観点からはお勧めできません。
炭水化物は体を温めるための燃料のような役割を果たします。
ダイエット中の人は冷え性に悩まされやすいのですが炭水化物や資質を抜いた食生活をしていれば冷え性に悩まされるのは当然です。
冷え性対策のために米や小麦など主食は三食きっちりとるようにしましょう。
食べ過ぎは消化を妨げるので涼を取ればいいというものではありません。
腹八分目を目安に主食とおかずをバランスよく食べるのがポイントです。
刺激の強い食べ物は体を温める効果が高い
体を暖める効果が高いのが香辛料や香草など刺激の強い食べ物です。
食べ物に含まれる刺激物には発汗作用や体温上昇作用の高い成分が豊富に含まれています。
ネギやショウガ、トウガラシやコショウなどぴりりとした刺激のある食べ物をメニューに取り入れることで冷え性改善効果が期待できます。
刺激物は摂取し過ぎると胃腸の働きを妨げてしまい逆に冷えを悪化させてしまうおそれがあります。
激辛料理は避け美味しく味わえる適度に刺激のある食べ物を取り入れてください。
野菜で冷え性改善
冷え性改善に欠かせない栄養素がビタミンです。
体の調子を整える効果のあるビタミンが不足すると体温調節機能が乱れてしまい冷え性を悪化させてしまいます。
サプリで摂取するのもいいですが毎日の食事で野菜を通じて無理なく摂取するのが理想です。
冷え性改善に効果があるのが緑黄色野菜
ニンジンやカボチャ、小松菜などの緑黄色野菜にはビタミンが豊富に含まれています。
緑黄色野菜に豊富に含まれるビタミンAやビタミンDは脂に馴染みやすい脂溶性なのでゆでたり炒めたりといった加熱調理と相性抜群です。
肉や魚と一緒に炒めものなどにすればカロリーも同時に摂取できて冷え性対策に高い効果が期待できます。
食べ物で冷え性を改善する最大のメリットは健康的なことです。
効果を実感するまである程度時間はかかりますが自然に体質を改善できるので安心です。
冷え性改善に特別な食べ物や特殊な調理法は必要ありません。
バランスのとれた普通の食事を摂ることが一番の対策です。
毎日の食生活を見なおして冷え性に別れを告げましょう。